【r-Laboratory】8月5日に起きた株価のあれこれ。マスメディアの報道や見出しに翻弄されてませんか?「日経平均が一時4,400円を超える値下がり。ブラックマンデーの下げ幅を超え、過去最大となりました!」と繰り返し報道番組で流れていました。いつも私のセミナーで話し続けてきたことですが、1枚10,000円のワンピースが、明日お店に行くとバーゲンセールで5,000円に値下げしてました。10,000円で2枚買えるでしょう。しかし、1か月後お店に行くと物価上昇や品不足が原因で1枚20,000円に値上げしていたら、そのワンピースを購入しますか?よほどの理由がないと買わないでしょう。これは、誰もがしている買い物なのですが、ワンピース→株式に変わると、なぜか逆に行動するんです。値上がりすると「まだ上がるんじゃないか」と買って、値下がりすると「これ以上は不安で我慢できない」と売ってしまいます。「人間は投資に不向きなんです」とウォーレン・バフェットさんは言ってたましたが、感情を持つ人間には、投資は向いていないかもしれません。また、タイミングを自分ひとりの判断するのは非常に困難なことです。
この日、日経平均は最大14.8%下落しましたが、アメリカのS&P500は6.8%しか下落しませんでした。なぜ、日本の株式市場とこんなに差があるのでしょう?企業の株価は何で決まっているのか?企業の成長はどういったところにあるのか?企業を見ずに、株価ばかり見ていませんか?
今こそ、ブレずに投資をちゃんと続けることです。私のお客様は皆さん理解されていますが、全体を観れば、まだまだ投資に対するリテラシー、アドバイザーの必要性について理解が少ないと思います。下落にもいくつかのパターンがあります。それは報道では触れる機会も少なく、また鵜呑みにするのもどうかと思うことがあります。これからも下落は必ずあります。それでも安心して続けられる資産運用について学ぶ機会だと思いませんか?
写真:上地ゼミ「コロナ急落を受けて」を引用